化学生物総合管理

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第8巻 , 第2号 , (pp.126-143)
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化学物質総合管理に関する活動評価−企業活動調査結果(2010年度)および政府機関の追跡調査結果−
結城命夫、吉原有里、磯知香子、増田優
お茶の水女子大学 ライフワールド・ウオッチセンター
化学物質総合管理に関する企業の自主的な活動を促進することを目指して企業活動評価を実施している。企業活動の評価は、開発した評価指標を用いて実施したアンケート調査の結果に基づいて行う。2010年度調査においては105社から有効な回答が得られた。同一業種分野内でも企業間のばらつきが大きいこと、Performance軸が低い傾向に有ること、曝露状況を考慮したリスク評価を行うシステムはまだ出来上がっているとは言いがたいことなど全体的な傾向はこれまでと大きく変わるものではなかった。
2007年度に調査を行った政府機関の活動についても追跡調査を2012年1月に行った。今回は具体的な事例としてアゾ染料、マラカイトグリーン、加水分解小麦を取り上げ、使用の実態、法規制の実態および今後の管理方針などについて政府機関の対応振りを調査した。その結果、適格な管理方針が定まっていることが確認できないばかりか、対応姿勢や社会への情報発信姿勢にも進歩は確認できなかった。
Keywords: 化学物質総合管理 , 評価指標 , 評価軸 , 企業行動 , 政府機関評価 ,
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